2023年03月05日

玉すだれの編み直し

 多賀町シルバー人材センターで教えている南京玉すだれ教室に、習いに来られている方から頼まれ、昨日から結び直しをしています。
 生徒さんには、自身が使う道具ですから、自身で直すよう常々言っていますが、チャレンジしたのですが、上手に出来なくて!と、言われると、つい直してしまう俊丸です。
 綺麗な技を作るには、竹の間隔が同じで有ることが、もっとも重要な事ですが、使っている内に間隔が広くなってしまいす。
 当方はナイロン糸を使っていますので、力が多くかかる処のナイロン糸は伸びてしまいます。
 今回は依頼者の友人との事で、断りたい所ですが、伸びてしまって技が作れなくて困っているとのこと。
 どのような技を作っておられるのかも知りませんが、玉すだれ愛好家のよしみで、結び直しを引き受けました。
 結び目を全て切って、一穴に10cm程度の紐をセットするのに4時間。 半分結ぶのに2時間かかりました。
 結び終えて、竹にロウを塗りつけ、糸を伸ばす調整に1時間ぐらい。 全てで9時間程度の作業時間になりそうです。


竹の外側(茶色)が揃っていない粗悪品のようです。


幅は53.5cmまで伸びていました。 結んだ糸の端が始末されていません。


竹穴に糸を通す


糸は測り(10cm)ながらロウソクの炎で焼き切ります。 ここまでは昨日の作業です。


ペンチで思い切り引っ張り、結び目を小さくする。 竹串を刺して、少し広げる。


1cmぐらい残し、その1cmをライターの炎で溶かして丸める。


半分結び終えました。




  


Posted by 私は俊丸 at 16:18Comments(2)伝統芸能
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50の手習いで始めた南京玉すだれも令和6年6月で25年が経過します。