2011年04月23日

玉すだれ作り(パートⅥ)

 たこ焼きをひっくり返す要領で、竹穴の縁に千枚通しをあてて、くるくる2~3回廻して竹穴を大きくします。
 今回は、柿渋の液に3回、染め粉に1回、計4回染めて液に浸していますので、穴が小さく(竹材が膨張)なっていました。
 次にナイロン糸を竹材に通して行きます。
   竹材すべてにナイロン糸を通します。



   白い糸ですので、少し解りにくいかも?


 
 すべての竹材に糸を通し終えたら、太いローソクに火を付け、1本当たり10cmぐらいの糸になるよう定規で長さを確認して、ローソクの炎で焼き切ります。
 はさみで切りますと糸のよりがばらけてしまいます。
 ナイロン糸ですので、炎の熱で糸の切口がくっつき、ばらけません。
 俊丸は、1箇所8cm~9cmに切っています。1竿当たり100箇所を越えますので、1箇所1cm節約しますと、1竿で1m以上節約出来ます。


 
 すべてバラバラに切れたら、反対側の穴に糸を通し、同じように1箇所10cmぐらいの糸になるようローソクの炎で焼き切ります。
 玉すだれ作りには、ローソクの炎を使いますので、クーラーや扇風機を使用する夏場には炎が揺れて、危なくて造る事は出来ません。
 
                         ほほえみ流南京玉すだれ
                         家元 安野 俊丸紅 峰 

玉すだれ作りパートⅦ→http://toshimaruyasunp.shiga-saku.net/d2011-05-04.html
      パートⅤ→http://toshimaruyasunp.shiga-saku.net/d2011-04-02.html
      パートⅣ→http://toshimaruyasunp.shiga-saku.net/d2011-03-24.html
      パートⅢ→http://toshimaruyasunp.shiga-saku.net/e589675.html  
      パートⅡ→http://toshimaruyasunp.shiga-saku.net/d2011-03-12.html
      パートⅠ→http://toshimaruyasunp.shiga-saku.net/d2011-02-19.html  


Posted by 私は俊丸 at 21:27Comments(0)伝統芸能
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50の手習いで始めた南京玉すだれも令和6年6月で25年が経過します。