1500kmほど走りました。
ゴールデンウィークの中盤、5月2日から「妙義山の桜、華厳の滝、日光東照宮、軽井沢散策に出かけてきました。」とは言ってもマイカーでは無くY旅行会社の企画ツアーで、載せて貰ってゆっくり楽しめる。 居住地近くの菩提寺PAからも乗降が出来る。 スキーをしない夫婦にとって、行く事もない苗場プリンスホテルでの連泊、若人の町「軽井沢散策」、そして、何年も前から妻が行きたいと言っていた「日光東照宮の参拝」、ホテルは「露天風呂付温泉」、それで「この値段?」と言う事で申し込んでいた。
露天風呂付温泉の件は、出発前にホテルや旅行会社とちょっとしたトラブルがあったが、旅行日は使用可能になり、やれやれの思いで催行決定連絡を待っていた。 その連絡も出発1週間ほど前には届き、「よし これで旅行に行ける。」と、家内と話しあっていた。
旅行を企画すると、行く前からいろいろ話す事が増え、夫婦円満の秘訣のようにも思います。 4日の天気予報も「曇り雨」から「曇り」に変わり、後は道路の混み具合だけとなった。
当日朝、PAまで送ってくれる息子も無事に東京から帰って来てくれ、開口一番、「昨晩10時に首都高速に入ってからづぅーと渋滞や。」、「お父さんは運転しないからエエけど。今日はアカンでぇ。」との言葉が飛んで来た。 8時15分の集合時間には早いけど、疲れた息子を待たせるのも可哀想でもあり、早々に送って貰った。
菩提寺PA 7時30分着。 こんな小さなPAも朝から車で一杯であり、次から次へと車が入り、出て行く。 大きなSA等が満車で入れなくて、みなさんPAで一休みされているようである。
こうなると、我々が乗るバスが予定通りに到着するのか?気がかりになってくる。 PA内に止まっているナンバーを見ながらウロウロ。 やはり、中国・四国・九州方面のナンバー圧倒的に多い。 定刻にバスが1台入って来た。「よーし、良かった。」と近づくと、当方達が申し込んだ旅行会社のマークがフロントガラスに張られている。 良かった良かったと思いながら、飛び出して来た添乗員さんに行き先を確認すると、行き先違いでガックリ。
しばらくして2台目が入って来たのだが、同じ旅行会社の行き先違い。また、ガックリ。
ようやく我々が乗るバスが、当初の予定時間近くの8時半過ぎに入って来た。(当方達の集合時間は、連休と言う事で15分早くなったのだが、最初の出発時間は同じだったような感じ?)
乗車一番、添乗員さんから「中央道、上信越道も各地で渋滞であり、運行ルートを再確認している。場合によっては、本日の妙義山の桜見物(上信越道近く)は、後日になるか解らない。」との説明があり、最終乗車場の彦根に向かった。
彦根のドライブインで6名ほど載られ、再出発。 全員がそろった中で、添乗員の方から「会社と運転手さんの調整で、空いている北陸自動車道をひたすら走り、関越道から宿泊先の苗場のプリンスホテルへ直行することにさせて戴。く」とのお詫びの説明があった。
連休中のバス旅行であり、携帯電話で交通情報を見ても説明どおり随所で渋滞しており「仕方がないか?」と、諦めた。
救いはバスの座席間隔が広くて、座っていてもそんなに苦にならないことであった。
あまり、バス旅行で出かけた事は無いが、今まで載った中で、二階建てバスの次に広いように思った。 ガイドさんに「このバスは座席間隔が広くて楽ですね。」と話すと、「長距離用ですから。」との返事が返って来た。 しばらく、北陸道も順調に走れていたが、小松当たりでの事故で1区間閉鎖との情報が入って来たが、ガイドさんは必死に我々を和まそうと、「大丈夫ですよ。一般道の方が空いているかも? 私達が通行する時間には解除されているかも? ホテル直行ですからゆっくり行きましょう。」と、説明されていた。
そして、徐々に渋滞の中にはいると、「みなさん、今日はラッキーですよ。高速道路でこんなにゆっくり走れるなんて!! 存分に車窓をお楽しみ下さい。」と、「あちらは白山、雪が残っていて綺麗ですね! もうすぐすれば松井秀喜資料館が見えます。」と、次か次へと説明をされる。「こんなに車が多いと、車を見
ると千円に見えて来ますね。」と、我々を和まそうと、終始笑顔で話されている。 運転手の方が、二人乗車のバス旅行も初めてであったが、何処のサービスエリアで停まっても、休んでおられる運転手の方が飛び出し、バスから3~4m先で交通整理をされ、我々の安全確保に努めておられた。
「ゴールデンウィーク、人気スポット、高速代が1日千円。」と言うことで、何処へ行っても渋滞、渋滞でした。 マイカーで出かけていたら、「アカン、こんな渋滞では行かれない。」と、Uターンの繰り返しで、何処も見物出来ずに渋滞の高速道路をウロウロしていたように思います。
最後の最後まで、「疲れておられませんか? 渋滞で申し訳ありませんでした。」と、笑顔で接しておられたガイドさん。 いろは坂も切り返す事も無く、難なく通過された運転手のお二人、種々のトラブルをてきぱき処理されていた添乗員の方。 今回は、本当に気持ちのよい方々に出会えてラッキーでした。
結局、降車場所の菩提寺PAに帰り着いたのは4日の午後11時半過ぎ。風呂に入り、息子が蒲団乾燥をしておいてくれた蒲団に入ったのが1時過ぎ。 寝床で、「京都からのみなさんは帰られたやろか?」、「やはり、いつもの布団がよいねー。蒲団もフカフカやし。」と、話をしながら寝入った。
結局、今回の旅行で一番の花◎は、帰りが遅くなっても文句を言わず迎えに来てくれ、会ったとたん「蒲団乾燥しといたし。」と、ぶっきらぼうに話をした息子でした。 社会人4年生の息子が、こんなに気がつくように成長していたことが、とても嬉しい思いにさせてくれました。
また、この旅行は一切玉すだれ無しの旅行でしたが、「渋滞のバスの中やトイレ休憩のSAで、運動がてら踊らしてもらったら、皆さん喜んで戴けたのでは?」と、持参しなかった事を悔やんだ俊丸でした。
今度、行くような時は、事前に旅行会社さんに相談して、玉すだれ法被も持参して、ぱっーと、踊らしてもらーーおっと! 安野 俊丸
安野俊丸の南京玉すだれ→
http://www.eonet.ne.jp/~tosimaru/
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