お朔日詣り(9月度)
蒸し暑いお朔日になりました。 従前なら涼しさを感じながら歩む参道ですが、朝方にも雨が降った感じが残り、台風の影響でなおさらです。
祈祷待合所に入りますと、冷房のおかげで、清々し思いになりました。
以前のように詰めて座りませんので、御祈祷殿に上がる、下がる廊下まで、一杯の方がお詣りでした。
お朔日詣りは、お多賀さんのご奉仕(無料)で、名前を奏上して戴けますので、お詣りの方々もだんだん増えている様に思います。
そして、40代(俊丸判断)ぐらいのご婦人のグループが多いようにも思います。
御祈祷が済むと、祭主(権宮司さん)が季節に似合うお話をされます。
今回は、昔の事を記した巻物(県の重要文化財)の事を話されました。
徳川・豊臣の関ヶ原合戦が9月15日に開戦されるが、9月1日に、徳川方、豊臣方の両方に貢ぎ物送り、両方から多賀大社前で刀を抜く事を禁じる禁制を貰っていたとの事です。
どちらが勝つか解らない戦。 どちらが勝っても、多賀大社を守る! 時代に流されず生き抜く多賀大社!の凄さを話されていました。
多賀町には紅葉で有名な胡宮神社が有り、その隣接区域に、今の比叡山に劣らないぐらい大きな敏満寺が有りました。
そこは、信長に刃向かい、ことごとく焼き払われ、跡形が有りません。
時代の支配者と結びつくことで、お多賀さんは生き延びて、今が有る事が良く解ります。
明治政府が、外国からの人々を迎える為に作らせた帝国ホテル(東京)。
神式の結婚式場に祀られている神様は、多賀の大神(分祀)で有る事も、納得出来ます。
9月の御幣
本日のご奉仕は、さわ泉さん。栗と小豆をゼラチンの様な物で包んだ和菓子で、美味しかったですが、多賀を出て行かれ彦根へ。
近くで買えません!残念!
今月もお多賀さんパワーをお届けします。
本日二つ目は、ボウリングです。さぁー!行こうか!
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